忌引き休暇の日数と申請方法|会社への連絡は何日前?
この記事のポイント
- 忌引き休暇は法律上の義務ではなく会社の就業規則による制度。親の場合は3〜7日が一般的な目安
- 連絡はわかった時点でできるだけ早く直属の上司へ。まず一報を入れ、詳細は後からでよい
- 会葬礼状や死亡診断書のコピーが証明書類として必要になる場合がある。葬儀の際に保管しておく
親が亡くなった直後、悲しむ間もなく「会社に何を伝えればいいか」と考えなければならないことがあります。
自分もそうでした。まだ頭が整理できていない状態で、「今日中に連絡しなければ」というプレッシャーがありました。忌引き休暇という制度のことは知っていても、何日取れるのか、どんな手順で申請するのか、はっきりわかっていなかったです。
この記事では、忌引き休暇の基本的な仕組みと、会社への連絡方法を整理しています。
忌引き休暇とは?
忌引き休暇(忌引休暇)とは、近親者が亡くなったときに取得できる特別休暇のことです。葬儀への参列や諸手続きのために設けられています。
ただし、忌引き休暇は法律で義務付けられていません。労働基準法には「忌引き休暇を付与しなければならない」という規定がなく、制度があるかどうか、何日取れるかは会社の就業規則によって異なります。
慶弔休暇との関係
忌引き休暇は、「慶弔休暇」の一部として規定されていることが多いです。結婚・出産などの「慶」と、葬儀などの「弔」がセットになっているものです。
続柄別の忌引き日数の目安
法的な定めはありませんが、多くの企業では以下のような日数を設定しています。あくまで目安であり、会社によって異なります。
| 続柄 | 一般的な日数の目安 |
|---|---|
| 配偶者 | 5〜10日 |
| 親(父・母) | 3〜7日 |
| 子 | 3〜5日 |
| 兄弟・姉妹 | 1〜3日 |
| 祖父母 | 1〜3日 |
| 配偶者の親 | 1〜3日 |
| 配偶者の兄弟・祖父母 | 1〜2日 |
まず自分の会社の就業規則を確認するのが最優先です。就業規則は会社のイントラネットや総務担当に確認できます。
土日・祝日は含まれる?
これも会社によります。カレンダー通りに数える会社もあれば、「営業日」で数える会社もあります。あいまいな場合は、人事・総務に確認するのが確実です。
会社への連絡はいつ?何を伝える?
連絡タイミング
原則として、わかった時点でできるだけ早く連絡します。深夜・早朝であれば、翌朝一番でも構いません。
連絡先は直属の上司が基本です。上司が不在の場合は、次の連絡先(先輩・人事担当等)へ。
伝えるべき内容
- 誰が亡くなったか(例:「父が亡くなりました」)
- 葬儀の日程(決まっていれば)
- 休む日数の見込み
- 業務の引き継ぎが必要な場合はその旨
葬儀の日程が決まる前でも、「取り急ぎご連絡します」と一報を入れておくだけで十分です。詳細は後からでも大丈夫です。
連絡例(電話の場合)
「○○課の□□です。本日未明に父が亡くなりました。葬儀の日程はまだ確定しておりませんが、今週○〜○日は忌引き休暇をいただきたいと考えています。業務については△△さんに引き継ぎをお願いできますでしょうか」
忌引き休暇の申請手順
1. 就業規則を確認する
何日取れるか、申請に必要な書類は何か(会葬礼状・死亡診断書のコピー等)を確認します。
2. 上司に口頭・電話で連絡する
まず口頭(または電話)で連絡します。メールのみで済ませるのは避けましょう。
3. 書類を提出する
会社によっては、会葬礼状や死亡診断書のコピーを証明書類として求める場合があります。葬儀の際に会葬礼状を保管しておきましょう。
会葬礼状は葬儀社が用意してくれることが一般的です。
4. 復職後に正式申請
休暇の書類申請(申請書の提出)は、復職後に行うことが多いです。
よくある疑問
Q. 忌引き休暇が終わっても葬儀の手続きが終わらない場合は?
忌引き休暇に続けて、有給休暇の取得を相談してみましょう。特に相続手続きや遺品整理は、数日で終わらないことが多いです。
Q. 忌引き中の給与は出る?
これも就業規則によります。多くの場合、忌引き休暇は有給扱いですが、無給の場合もあります。確認してみてください。
Q. フリーランスや自営業は?
クライアントや取引先に個別に連絡することになります。「家族の不幸があり、○日ほど業務をお休みします」という連絡を入れれば、ほとんどの場合は理解してもらえます。
まとめ
- 忌引き休暇は法律上の義務ではなく、会社の就業規則による
- 日数は続柄によって異なる。親の場合は3〜7日が多い
- 連絡はできるだけ早く。まず口頭か電話で一報を入れる
- 書類(会葬礼状等)が必要な場合があるので、葬儀のときに保管しておく
連絡を入れるとき、「こんな大変なときに仕事のことを考えるのか」と思う方もいるかもしれません。でも、一本連絡を入れてしまえば、あとはそれだけで頭から離れます。気持ちのうえでも、早めに連絡しておくほうが楽です。
ソラ
数年前に親を家族葬で見送りました。葬儀・お墓・終活について、経験者の目線でわかりやすく情報を届けています。
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